別れ~転院 [ナースな日々]
大正一ケタ生まれのおじいちゃんの転院が急に決まって、
挨拶に行ったら泣いちゃった・・
運動性失語症があり、思うように自分の意思が伝えられず、もどかしいこともあるでしょう・・
転院先の病院でも、よくしてもらえることを祈ります
そして、早く自宅に帰れますように・・
挨拶に行ったら泣いちゃった・・
運動性失語症があり、思うように自分の意思が伝えられず、もどかしいこともあるでしょう・・
転院先の病院でも、よくしてもらえることを祈ります
そして、早く自宅に帰れますように・・
備忘録 ~蘇生について~ [ナースな日々]
「ICLS」・・Immediate Cardiac Life Support
日本救急医学会認定ICLSコース・・「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生」を習得することを目標とする
「CPR」・・Cardio Pulmonary Resuscitation(心肺蘇生法)
「DNR」・・Do not resuscitate(蘇生させないこと)/終末期の患者の家族に意思を問う⇔「フルコース」
「VF」・・ventricular fibrillation(心室細動)/最も致死的な不整脈
*************
午前3時、夜勤中、突然のモニターアラーム音
みると波形はVF!
本当にVFであって欲しくない希望から、動いてノイズが入っているのかも・・という思いと、
いや、この人は動けないはずだからノイズが入る訳ない・・ という思いが直感的に浮かんだ
ナースステーションには私一人しかおらず、直ちに部屋へ走った
部屋へ着くまで、まさか本当にVFじゃあないよね・・と思いつつ・・
医療者である以上、急変時の対応(≒ICLS)は常に頭に入れておかないといけない。
ただし、どんな波形だろうと意識がなかろうと脈がなかろうと、CPRを開始してはいけないときがある!
それは、DNRのとき。
万が一、CPRをして蘇生をしてしまったら・・それはそれで問題になってしまう。
だから、万が一CPRを開始するような場面に直面したら、
本当に蘇生をしていいのか?という判断材料・・意識、呼吸、脈に加えてDNRの有無も入れないといけない!
よく覚えておくように・・!!
日本救急医学会認定ICLSコース・・「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生」を習得することを目標とする
「CPR」・・Cardio Pulmonary Resuscitation(心肺蘇生法)
「DNR」・・Do not resuscitate(蘇生させないこと)/終末期の患者の家族に意思を問う⇔「フルコース」
「VF」・・ventricular fibrillation(心室細動)/最も致死的な不整脈
*************
午前3時、夜勤中、突然のモニターアラーム音
みると波形はVF!
本当にVFであって欲しくない希望から、動いてノイズが入っているのかも・・という思いと、
いや、この人は動けないはずだからノイズが入る訳ない・・ という思いが直感的に浮かんだ
ナースステーションには私一人しかおらず、直ちに部屋へ走った
部屋へ着くまで、まさか本当にVFじゃあないよね・・と思いつつ・・
医療者である以上、急変時の対応(≒ICLS)は常に頭に入れておかないといけない。
ただし、どんな波形だろうと意識がなかろうと脈がなかろうと、CPRを開始してはいけないときがある!
それは、DNRのとき。
万が一、CPRをして蘇生をしてしまったら・・それはそれで問題になってしまう。
だから、万が一CPRを開始するような場面に直面したら、
本当に蘇生をしていいのか?という判断材料・・意識、呼吸、脈に加えてDNRの有無も入れないといけない!
よく覚えておくように・・!!
“出来が悪い”新人 [ナースな日々]
今、病棟の話題の一つが、今年の新人の“出来が悪い”ということ。
どうもなにか引っかかるものがあるので自分なりに分析してみたが、
しっくりきたのは、“出来が悪い”のは実は新人ではなくて、教育する側の“出来が悪い”んじゃないかということ。
今年の新人は仕事内容の出来不出来ははっきりわからないが、少なくとも社会人としては全く問題ない。
教育する側と新人の双方から見てみると、やはり教育する側に難有なのではないか・・。
まだ、新人を育てる立場になったことがないので、見えていない部分もあるかとは思うが・・。
看護師の離職率が高い、のは、看護師の新人教育能力が低い、のではないかと思う。
いずれ自分が新人教育をする立場になったら、今は漠然としているこの部分も多少は見えてくるはずなので、職場のためにも何とかしていきたい。
※先輩語録
①『(新人)、看護師に向いてないんだよ』→自分が教育に向いてないんじゃないか
②『飲み会でとなりのテーブルにいる新人が盛り上がってるのをみて、うざいって話してたんだよね』→仕事とプライベートでの人格を同一視して否定するのはいかがなものか
※新人語録
(反省会にて)『私、看護師に向いていないと思うんです・・』→本心から言っているのか不明だが、看護師はそんなに高尚な仕事ではないよ、と言いたい。芸術職みたいに才能で向き不向きがはっきりしてる訳じゃなし。
どうもなにか引っかかるものがあるので自分なりに分析してみたが、
しっくりきたのは、“出来が悪い”のは実は新人ではなくて、教育する側の“出来が悪い”んじゃないかということ。
今年の新人は仕事内容の出来不出来ははっきりわからないが、少なくとも社会人としては全く問題ない。
教育する側と新人の双方から見てみると、やはり教育する側に難有なのではないか・・。
まだ、新人を育てる立場になったことがないので、見えていない部分もあるかとは思うが・・。
看護師の離職率が高い、のは、看護師の新人教育能力が低い、のではないかと思う。
いずれ自分が新人教育をする立場になったら、今は漠然としているこの部分も多少は見えてくるはずなので、職場のためにも何とかしていきたい。
※先輩語録
①『(新人)、看護師に向いてないんだよ』→自分が教育に向いてないんじゃないか
②『飲み会でとなりのテーブルにいる新人が盛り上がってるのをみて、うざいって話してたんだよね』→仕事とプライベートでの人格を同一視して否定するのはいかがなものか
※新人語録
(反省会にて)『私、看護師に向いていないと思うんです・・』→本心から言っているのか不明だが、看護師はそんなに高尚な仕事ではないよ、と言いたい。芸術職みたいに才能で向き不向きがはっきりしてる訳じゃなし。
“褥瘡”なんて読めて当たり前 ~外国人看護師 [ナースな日々]
昨日のニュースでちらっと目にしたのが、外国人看護師の試験に“褥瘡”をふりがな無しで出すなんて・・
というような内容のニュース。
内容はよく聞かなかったけれど、憤りを感じた。
なぜかといえば、一般人には確かに馴染みがなく難しい感じに見える“褥瘡”だが、
看護の中では毎日聞かないことのないくらい日常の、当たり前の言葉だからだ。
めったにお目にかからない難しい漢字だったら、ふりがなをふる配慮をしてもいいと思うけれど、
“褥瘡”に関しては、これを読めない人は看護師になんかなってもらっては困る。
同じ資格、同じ給料をもらって欲しくない。
というような内容のニュース。
内容はよく聞かなかったけれど、憤りを感じた。
なぜかといえば、一般人には確かに馴染みがなく難しい感じに見える“褥瘡”だが、
看護の中では毎日聞かないことのないくらい日常の、当たり前の言葉だからだ。
めったにお目にかからない難しい漢字だったら、ふりがなをふる配慮をしてもいいと思うけれど、
“褥瘡”に関しては、これを読めない人は看護師になんかなってもらっては困る。
同じ資格、同じ給料をもらって欲しくない。
ちょっと考えたこと ~看護~ [ナースな日々]
今日は病院の研修があった。
看護師の仕事って“看護”すること、という当たり前だけど意識していなかったことを言っていた。
何のために仕事をやっているのかな・・とふと思い、“生活のため”とまず思う。
それから、どんな看護師として仕事をしたいか・・とふと思い、
以前は答えのなかったこともあったけど、
今思うのは、患者さんに“愛情”をもって接したい、と思う。
看護師6年目にして、現在の専門領域は2年目なので、看護知識は正直乏しい。
看護学校に入ったのも、ストレートの人より3年遅いので、同年齢の人と比べたらなおさら知識がない。
ただ、知識がなくても負けないのは患者さんに対する接し方。
これは経験も知識も関係なし。
家族と全く同じように、は無理だけれど、それに似たように愛情を持って接したい。
それは、自分の家族がもし入院したときも、そうされていてほしいから。
患者さんにも家族がいるわけで、自分がその家族だったら嬉しく思えるように接していたい。
看護師の仕事って“看護”すること、という当たり前だけど意識していなかったことを言っていた。
何のために仕事をやっているのかな・・とふと思い、“生活のため”とまず思う。
それから、どんな看護師として仕事をしたいか・・とふと思い、
以前は答えのなかったこともあったけど、
今思うのは、患者さんに“愛情”をもって接したい、と思う。
看護師6年目にして、現在の専門領域は2年目なので、看護知識は正直乏しい。
看護学校に入ったのも、ストレートの人より3年遅いので、同年齢の人と比べたらなおさら知識がない。
ただ、知識がなくても負けないのは患者さんに対する接し方。
これは経験も知識も関係なし。
家族と全く同じように、は無理だけれど、それに似たように愛情を持って接したい。
それは、自分の家族がもし入院したときも、そうされていてほしいから。
患者さんにも家族がいるわけで、自分がその家族だったら嬉しく思えるように接していたい。
こわい巡視 [ナースな日々]
前回の夜勤でのこと。時間は午前一時から二時。
心電図の波形にノイズが入ったので、とある見当識障害のある患者さんを見に行った。
芸能人の板尾?なんとかさんをもっと人相悪くしたような人。
カーテンを開けると目を覚ましており、もぞもぞやっている。
「どうしました?」と声をかけると、カーテンの向こうを指差して一言。
『あそこに人が二人いるんだ。あれは誰だ?』
『・・・・???』
当然だれもおらず暗闇には何も見えない。急にこわくなりナースステーションに飛んで帰った。
そのことを先輩に話すと、先輩はちょっと喜んでその患者さんの所に向かっていき、
『ぞっとした~』とすぐに帰ってきた。
聞くと、その患者さんに『あんまり看護師を怖がらせないでくださいね。仕事できなくなっちゃいますから。』といったら、
『そこに一人いるだろ、その人に変わってもらえ』
と言われたとの事。
いやー、こわかったけど面白かったです。
きっとその患者さんには“何か”は見えていたんでしょう。
心電図の波形にノイズが入ったので、とある見当識障害のある患者さんを見に行った。
芸能人の板尾?なんとかさんをもっと人相悪くしたような人。
カーテンを開けると目を覚ましており、もぞもぞやっている。
「どうしました?」と声をかけると、カーテンの向こうを指差して一言。
『あそこに人が二人いるんだ。あれは誰だ?』
『・・・・???』
当然だれもおらず暗闇には何も見えない。急にこわくなりナースステーションに飛んで帰った。
そのことを先輩に話すと、先輩はちょっと喜んでその患者さんの所に向かっていき、
『ぞっとした~』とすぐに帰ってきた。
聞くと、その患者さんに『あんまり看護師を怖がらせないでくださいね。仕事できなくなっちゃいますから。』といったら、
『そこに一人いるだろ、その人に変わってもらえ』
と言われたとの事。
いやー、こわかったけど面白かったです。
きっとその患者さんには“何か”は見えていたんでしょう。
『はきだめに鶴』 [ナースな日々]
今日は日勤。
受けもち患者さんとお話をして、病室をでようとした私。
ある、和服パジャマの似合う渋いおじさん患者さんが、目を丸くして私に一言。
『いや~~、〇〇さん(私) すごいねぇ~』
『???(私のこと?) 私 ですか?』
『〇〇さん すごい。 はきだめに鶴、だねぇ~』
何を聞いていっているのかはっきり分からなかったけど、
どうやら褒めてくださったよう。
有難いです。
受けもち患者さんとお話をして、病室をでようとした私。
ある、和服パジャマの似合う渋いおじさん患者さんが、目を丸くして私に一言。
『いや~~、〇〇さん(私) すごいねぇ~』
『???(私のこと?) 私 ですか?』
『〇〇さん すごい。 はきだめに鶴、だねぇ~』
何を聞いていっているのかはっきり分からなかったけど、
どうやら褒めてくださったよう。
有難いです。
ショック [ナースな日々]
顔見知りの患者様が、また一人亡くなりました・・亡くなっていました。
1年目で病棟でお会いしてから外来で会うたびに挨拶をし、とてもgentlemanで素敵な笑顔の方でした。
しばらくお会いしておらず、どうしているかな・・と気になりながらも今になり、
昨日お亡くなりになっていたことを知りました。
最期はどんなにつらかったことでしょう。
もっと早くどうしているかを知って、会いに行けばよかったと心残りでなりません。
お会いしても何もできなかったかもしれませんが、きっと少しは心を響かせることができたと思います。
心よりご冥福をお祈りいたします
1年目で病棟でお会いしてから外来で会うたびに挨拶をし、とてもgentlemanで素敵な笑顔の方でした。
しばらくお会いしておらず、どうしているかな・・と気になりながらも今になり、
昨日お亡くなりになっていたことを知りました。
最期はどんなにつらかったことでしょう。
もっと早くどうしているかを知って、会いに行けばよかったと心残りでなりません。
お会いしても何もできなかったかもしれませんが、きっと少しは心を響かせることができたと思います。
心よりご冥福をお祈りいたします
心電図がわかるようになってきた! [ナースな日々]
病棟に配転して2ヶ月。
こわごわ眺めていた心電図モニター、アラーム音にも慣れてきました。
先日、看護部主催の心電図勉強会がありまして、参加してきました。
参加人数は10名までの小さなもの。
順番に当てられ波形を答えさせられたりしましたが、専門外のNsがまごついている中、
基本的な波形ばかりだったので“わかる わかる”という感じで
全問正解でした。
(つい先日、臨床でみて勉強したばかりの波形もでました。)
きっと2ヶ月前は私も全く分からなかっただろうな・・と思うと
たった2ヶ月でも成長(?)した自分に満足した時間でした。
調子にのりやすいのでやる気もでてきました。
この調子でがんばります
こわごわ眺めていた心電図モニター、アラーム音にも慣れてきました。
先日、看護部主催の心電図勉強会がありまして、参加してきました。
参加人数は10名までの小さなもの。
順番に当てられ波形を答えさせられたりしましたが、専門外のNsがまごついている中、
基本的な波形ばかりだったので“わかる わかる”という感じで
全問正解でした。
(つい先日、臨床でみて勉強したばかりの波形もでました。)
きっと2ヶ月前は私も全く分からなかっただろうな・・と思うと
たった2ヶ月でも成長(?)した自分に満足した時間でした。
調子にのりやすいのでやる気もでてきました。
この調子でがんばります
循環器病棟へ配転! [ナースな日々]
今年度から、希望で循環器内科病棟へ配転しました。
理由は、子どもができたら夜勤をするつもりはない(病棟へは行かない)ので、
子どものいない今のうちに看護師として自分を鍛えなおそうと思ったからです。
消化器外科で1年、外来で3年を経験して、
外来は私より10年以上キャリアの違う大先輩ばかりで、
これまで“先輩”になったことはなし。
雑用はできるけれど、“できる”存在ではなく、なんとなく物足りなさがありました。
せっかく看護師をするなら、やはり“できる”看護師になりたいので・・。
どれだけ新しい環境でできるかわからないですが、
経験できることをありがたく思い頑張ります。
(ただ、やはり1年目のように丁寧には教えてもらえないので、
看護師としてのキャリアは、1年目でどこの部署に配属されるかで決まるなぁと思いました)
理由は、子どもができたら夜勤をするつもりはない(病棟へは行かない)ので、
子どものいない今のうちに看護師として自分を鍛えなおそうと思ったからです。
消化器外科で1年、外来で3年を経験して、
外来は私より10年以上キャリアの違う大先輩ばかりで、
これまで“先輩”になったことはなし。
雑用はできるけれど、“できる”存在ではなく、なんとなく物足りなさがありました。
せっかく看護師をするなら、やはり“できる”看護師になりたいので・・。
どれだけ新しい環境でできるかわからないですが、
経験できることをありがたく思い頑張ります。
(ただ、やはり1年目のように丁寧には教えてもらえないので、
看護師としてのキャリアは、1年目でどこの部署に配属されるかで決まるなぁと思いました)