血小板輸血とクロスマッチ

【旦那さん中国出張3日目】
（明日、ようやくだんなさんが出張から帰ってきます）

職場で、“血小板輸血は一度クロスマッチ採血を提出していれば、再度提出しなくてよいのはなぜか”という話になった。
先輩も理由までは分からないようなので、インターネットで調べることにした。

『血小板輸血はほとんど赤血球を含まないので、交差適合試験（クロスマッチ）は不要』
というところまではすぐに分かったのだが、
なぜ、赤血球を含まないとクロスマッチ不要なのか、が分からない。

検索方法が下手なのか、理解力が落ちたのか、テレビもつけず１～２時間の時間を費やした。

ようやく、“なんとなく”分かるまでになった。

まず、ABO式血液型、というのが赤血球による血液型の分類、ということを忘れていた。
そして、交差適合試験とは、“赤血球”の試験らしい。
また、輸血副作用とは、輸血の“赤血球”と患者の血漿の抗原抗体反応でおこるらしい。
だから、赤血球のほとんど含まれない血小板および血漿輸血は交差適合試験が不要、のようである。

“なんとなく”なので、間違っている可能性はあるが・・。

そして、調べるうちに“輸血学”という分野があることが分かった。
いくつか参考書がのっていた。
面白そうなので、今度本屋さんに行ったら確認してみよう！

イライラ！！

職場の人間関係は、贅沢なほどに恵まれている。
だけど、最近“当たる”頻度が多くなった困った客。


今日は・・
D『これから採血に来る人なんだけど、いろいろ問題のある人だから・・。
なにか言われてもはいはい答えて。何かあったらすぐに呼んで。』
私『分かりました』

しばらくしてやってきた。
採血の針を刺す。
P『あーっつ、痛いなあ。痛いよ！こんなに痛いのは初めてだよ。こんなことあんまり言わないんだけどなあ！』
『あんたインターンか！新人だろ！』
私『すみません』

採血終了、抜針
P（怒鳴りながら）『なんかいうことあるだろう！』
私『・・すみません』
P（怒鳴りながら）『何様のつもりなんだよ！』


他にも色々言っていた気がするけど忘れた。
今回は、Dがせっかく言いに来てくれたので、仕方ないと思って我慢・・。
本当なら、『一度謝りましたけど！』といって、謝罪拒否したかった。

もう、言葉の暴力いい加減にしてほしい！！！
力の暴力に置き換えたら、そうとうダメージきてますよ。
『何様のつもり』って、こっちのセリフですよ。

イライライラ・・・！！！

疲労コンパイ

ここ数日、休む理由を布団の中で考えながら、それでもしぶしぶ仕事に行くことが続いています。

今日の仕事は、お昼過ぎまでがらがらだったのが、急に救急車のオンパレード。
3～4台くらい一気に来ました。
どうしてこう忙しいことは重なるんでしょう。。

中でもお一人はかなり私にとってショックな感じで、一時職場は騒然としました。
私は戦力にならないので、周りでいつものように点滴をしているかたのケア。
一部のばたつきを尻目に、何事もないかのように動きます。


・・・それにしても、疲れたー。

ある雨の日

５月から職場の編成替えがあり、救急車・緊急入院のオンパレードと、
まるで野戦病院の日々が続いていましたが、最近ようやくその忙しさにも慣れてきました。

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ある雨の日、勤務を終えて裏口から病院をでると、
点滴棒に点滴をぶらさげ、雨にぬれながらよろよろとやってくる患者さんの姿。
さっきまでケアルームで点滴をしていた患者さんでした。

一体どうしたのかと駆け寄り、『いいよ、いいよ、』という患者さんに無理やり傘をかざし、
とりあえず建物の中まで見送りました。

どうやら、タバコを吸いにぬけだしていたみたい・・。
本当なら注意するべきだけれど、そこまでして吸いたい患者さんを怒る気にはなれません・・。


そしてそんなことも忘れていたある日、『あの時はありがとう』とあの患者さんがやってきました。
そして、
『あの日うちに帰ってからさ、あんなやさしい看護婦さんがいたと思ったよ』
と言ってくれました。ちょっとぶっきらぼうなところもある患者さんだけに、本心から言ってくれたんだなと思い嬉しかったです。

外来の電話相談にて

現在、外来で働いているので、色々な人から色々な相談の電話がかかってくる。
先日受けたのはおよそこんな内容。

午後3時半頃
1歳半の子のお母さんから
『子供が朝から39度台の熱を出している。どうしたらいいか。』

カルテを確認したら、先月手術をしたばかりの子・・。

それは大変！と慌てたけれど、冷静に考えたら、
どうして今ごろ電話してくるの？！
朝から熱をだしているのに。しかも手術後なのに！

何か訳があったに違いないけれど、その訳が分からないため、
なんともやりきれない気持ちです。

医者の態度

今日は久しぶりに頭にきた。
『実るほど頭を垂れる稲穂かな』
という言葉が私は好きなのだけれども、今日頭にきた原因は、えらそうな医者の態度。
傲慢と言うか、高飛車と言うか、ある程度地位を得た女医の振る舞いに疑問を感じてしまうことが重なる。
こういう態度を取らないと、男性社会の医療で地位を張ってこられなかったのか何だか、ひよっこの私には分からないけれど、少なくとも、例え立場や職業が大きく変わっても、同じ現場で働くものに嫌な思いをさせるべきではないと思う。

どんなにえらい立場になっても、お願いだからコメディカルに嫌な思いをさせないで欲しい。
えらい立場にたったからこそ出来る気の配り方や、関わり方をして欲しい。

決り文句？？

先日、これから緊急入院となる患者さんを、２人ほど心電図室に連れて行った。
そこでの出来事。
これから検査をはじめようとするとき、技師さんが患者さんに向って一言。
「お変わりありませんか？」

痛みに耐えている緊急手術予定の患者んは、思い切り戸惑った末に「・・はい」と。
私はカーテン越しにいたので、とっさにフォローが出来なかったのだけれど、
患者さんはいい気持ちはしなかったはず。

これから緊急入院になるくらい調子悪くなった人に、「お変わりありませんか？」
なんていうトンチンカンな質問をするなんて・・と、最初はその技師さんに疑問を感じていたのだけど、
そもそも技師さんは状態を把握していなかったのだろう。

患者さんに嫌な思いをさせないために、
・まず私が、技師さんに状態を伝えなければいけなかった。
・受け付けの事務さんが、パソコン上で検査室に状態を伝えることが出来た。
・技師さんが、患者さんの状況（点滴・車椅子・ナース付き）を見て、少なくとも通常の外来患者さんではないことを判断することが出来た。

医療現場ではつねに最大限の気配りが必要。
看護師でも技師でも事務職でも。
「ホテルのような」・・当外来のコンセプトに合ったサービスが、ハードソフト両面で提供できますように。

欲しいもの

外来勤務を始めて二週間あまり。経験十年以上のベテラン先輩に囲まれての新生活スタートです。
二年や三年のブランク、寄り道なんてちっぽけなことに感じられます。
外来に出て感じたことは、皆生活をしているんだなということ。病棟はとにかく仕事、仕事の毎日だったけれど、ここでは各々が家庭の中心であり、家庭があって仕事があるという感じがします。

その中で、かっこいい！！と思ったもの。それはエキスパートナースの金色に輝くバッチ。
近くで見ると視線が留まってしまいます。

単純な私は刺激を受けて、いつか認定看護師・専門看護師の資格をとりたいという気持ちで一杯です。
とりあえず専門領域は『未定』。
どの領域でもいいので、いつかはあの金色バッチをつけて働いていたいです。

呼び名

今日の夜勤で、ナースコールが鳴って対応した患者さん（女性）に、
『お姉さんありがとう』と言われたことに、ちょっと『ムッ』としてしまった。
『お姉さん』じゃなくて『看護師』です！という気持ちだった。

昨年入職したばかりのころは、自分がまだ『看護師』という実感がわかなくて、
学生の延長上の様な気持ちでいたことを思い出した。

夜勤明け

ひと晩に３人もの患者さんが亡くなった。
先輩は、最初に亡くなった患者さんが他の患者さんを『連れて行った』と表現していたけど、
こうも続くとその言葉も分かる気がする。
今晩は大丈夫だろう、と言っていた患者さんまで急変して逝ってしまった。。